11月28日再診
市大からの病理の結果がようやく到着し、
今後についての話となる。
現在の状態(右房)
TNM分類 ステージ分類
T2.N0. M0 ステージ2
ホルモン受容の有無
ER ➕
PgR ➕
HER2タンパク ➖
Ki67 20%
TNM分類は、前回お話した
T=原発巣(しこりの大きさなど)
N=リンパへの転移
M=他臓器への転移 でありこれらの結果でステージ2aとなる。
つぎにホルモン受容については、
女性ホルモンによりがんが増殖しているかをみる。
これは、➕だったので、ホルモン受容体であることがわかる。
HER2タンパクは、このタンパクがたくさんあるとがんがどんどん増えていく。
だが、これは➖だったのであまり無いことかわかる。
Ki67は細胞の増殖能力を表すマーカーとのことで、この値が高いと、予後が悪く再発の可能性が高くなる。
アメリカではこれが14%以上だと抗がん剤をやったほうが良いと判断される。日本では、20%以上が判断基準。ただこれも施設や病理医によって判定がまちまちらしい。
先生からは私の場合は、20%なのでギリギリの境目だと言われた。
これらの状況をふまえて、
病理の結果を見るまでは、術前化学療法をやるかどうするか?という感じだったが、
先生のスケジュールの都合と私のki67の値から、先に手術をやりましょう。ということになる。
前回宿題だった、全摘か温存か。
私の場合、がんのある位置が右乳房の左側上部分であるため、温存でもかたちは割と綺麗に残る可能性は高いとのこと。
先生いわく、おっぱいの形は、おっぱいの下側部分があるかどうかでだいぶ違うらしい。
どうしても乳房を残したい、温存で。と希望しても、がんがある位置が下側の場合、温存手術にしたものの、おっぱいの形は崩れてしまうこともある。そういう場合は再建手術などもある。
再建手術を希望の場合は、摘出と同時にやるのか?後からやるのか?の二択がある。
同時にやる場合は、手術の日程調整がまた異なるのでどうするか決める必要がある。
医療技術の進歩で、私たち患者は選べる医療になっているんだと実感
選択肢が多岐に渡り、逆にどうしていいかわからなくなるのも実感。
私はもともと自分だけのことであれば決断に迷わないタイプなので、シンプルに答えは決まっていた。
先生、温存手術で再建は無しでお願いします。
乳首部分まで無くなる全摘はその後の自分を考えるとやはり怖かった。
でも再建するまでは思わなかった。
いろんなことに迷うタイプの人は、
本当に迷ってしまうと思う。
だけれども、最終的には自分で治療方針は決めなければならない。
決めるのは自分だ。
では、おそらく再来週の月曜日か火曜日に入院していただき、水曜日か木曜日には手術となります。
入院手術のスケジュールについてはお電話で確認して下さい。
来週は左側のマンモトーム生検ですね。
左側もがんということになれば、
同時に摘出となります。
そうだ!まだ左側があったよ!
さあ、左側はどうなりますか⁉️
とりあえずは、
10月にがん発見から1ヶ月以上経過してようやく一歩前進した気がする。
つづく
写真は湘南