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1月19日
放射線腫瘍科

いよいよ今日から放射線治療がはじまる。
放射線腫瘍科は、地下1Fにあるせいか、どことなく無機質で冷たい感じがする。

まずは診察からはじまる。
この病院では全てそうだが、わかりやすいように説明の書かれたプリントをもらう。それに従って説明がある。

◎治療の目的と必要性
手術した側の乳房全体へ予防的に放射線治療をします。残っている乳腺内にがん細胞が残存している場合に将来的に再発する可能性があります。放射線治療によって、再発率を1/3に下げることにより予後にも寄与します。

◎治療の予定、計画

●毎日1日1回(土日祝は休み)
●治療にかかる時間
1回につき10-15分くらい
●照射回数と期間
左:全体25回 総線量50グレイ
右:全体25回➕ブースト5回 総線量60グレイ

と、説明がある。
私の場合は、両側なので、時間も多少長い。
放射線を当てる位置を決めるため、体に油性マジックで印をつける。
印を消さないように、かなり細かく注意される。
お風呂に入ってこすらないように、汗をかいても消えるから、なるべく汗かくようなハードな運動はしないように、、、。
私は仕事が肉体労働、、汗はかいてしまうんですが?と看護師さんに相談すると、
わかりました、では毎回書き足していく感じになりますね。と。
かなり念を押されるので、不安になるが、
まあやってみないと何もわからない。

放射線と聞いただけで、なんとなく不安になる。そのせいか、大丈夫ですよ!っていう感じを先生も看護師さんもかもしだしていた。

次回は、位置決め。そして照射がはしまる。
放射線治療も同意書を書かされる。

医師は強要しない。
すべては自分で選択していかなければならないし、選択の連続だ。

なかなか体験できない放射線治療。
さあ、どうなりますか、、、。
そうそう、副作用についても説明があった。
これはまた次回。
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HOTひと息003.gif

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by shokix | 2015-10-29 11:54 | 乳がん | Comments(0)
2015年1月16日 再診

今日は手術で切り取ったがん細胞の病理診断の結果がわかる。

術後に、病院から「乳房の手術を受けられた方へ」というプリントをいただいた。
術後、日常生活はどうしたらいいか?下着はどうしたらよいか?リハビリはどうしたらよいか?また、自己検診のやり方や、相談窓口など、細かくとても親切に書かれている。

いろんな不安を解消してくれる内容でかなり役立つ。

その1項目に、
退院後の定期検診について
という項目もある。

◉手術後の病理組織の結果に基づいて、今後の治療方針が決定します。治療内容はそれぞれ違うため主治医とよく相談しましょう。

◉手術後10年間は定期検診があります。医師の指示通りの外来通院となります。

と、書かれていた。

ネットなどで調べてみると、乳がんは個別化医療というのが進んでいるようだ。
詳しいことは難しくてわからないが、その人それぞれの病態やがん細胞の状態、またはどれだけ全身に散らばっている可能性があるかなどを調べ、それに合わせて再発予測をし、その後の治療方針を決めていくようだ。
(と、私は理解した)

入院時など患者同士で話す機会もあり、
治療内容が違うと不安になったりするが、
同じステージでも細かく見ると違いがあるので、人と違うことで不安になる場合は、主治医とよく話してみると良いと思う。

私の先生は、淡々と説明をたくさんしてくれるのでわかりやすかった。ただ、はじめの頃は本人動揺してしまっていて冷静に聞けないので、誰か落ち着いて聞ける人と一緒に説明を聞くことも大事だと思う。

さて、再診の順番が来たので結果を聞く。
まずは、分かりやすいように結果の項目が書かれている紙を出してそれに先生が書き込みながら説明をする。

私の場合、左右あるのでややこしいがひとつひとつ説明してくれる。

1.組織型
右 乳頭線菅がん
左 硬がん

2.しこりの大きさ
右 45×40×30mm
左 7×5×5mm

3.リンパ節転移
右 0
左 0

4.ホルモン受容体の有無
 左右ともあり

女性ホルモンにより、乳がんが増殖する場合がある

5.HER2(ハーツー)タンパク発現の有無
左右とも1
HER2タンパクを多く発現しているとがんがどんどん増えていきますが、このタンパクを標的とした薬剤が使用可能となる。

0から3までの数字で表されていて、2を境に多い少ないの判断がある。
私の場合は、1なので少ない。

6.組織学的悪性度(核異型度)
グレードいくつというのがこれだ。
がんの顔つきとも言われており、正常な細胞とどれだけ違いがあるかを、形から判断する。
1-2-3とあり、数字が大きくなるほど悪性度が高い。

右 3
左 1

右はグレード3になってしまった002.gif

またこの時先生がki67値というのも説明してうれた。

私の場合、左右ともki67が5-20%とのこと。
欧米ではこの値が14%以上の場合は抗ガン剤をやり、日本では20%以上がだいたいの指標になっているとか、、、。
だから、ギリギリどうするか?というラインですね〜と先生。
この時点でたくさん説明されている私としては、思考能力ゼロ。
はあ〜。というしかなかった。

次。
7.切除断端

右 ±
左 −

手術により切除した断端に腫瘍があるかどうかを調べることにより、腫瘍が取りきれているかどうかを調べる。
−・±・+の3段階になっており、が少ないもしくはないということになる。

これが多いと放射線治療となる。
が、部分切除の場合はどのみちやるようだ。
微細ながんが取りきれていない可能性が高いからだと理解する。取りきれてなければ、再発の可能性も上がるからだ。

8.脈管侵襲

右 ±
左 −

血管やリンパ管に腫瘍細胞が侵入しているかどうかを調べます。侵入していなければ全身に転移している可能性は低くなります。と書いてある。

これも
−・±・+の3段階になっており、が少ないということになる。

先生が言うには、−だからといってないわけではないと。−は少ないという意味です。と仰っていた。

まあ、長くなったが、これらをざっくり説明してもらい、私は悪いのか?良いのか?よくわからないまま、
こういう結果となりましたので、
今後の治療方針は、
まずは患部の放射線治療
その後、抗ガン剤をやるか否か。
終わったら、ホルモン療法をやる。
という方針になった。

グレード3、ki67が20%というのが気になるが、このさまざまな数値の全体を見ての判断になるのだろう。

次回からは放射線治療となるので、
放射線科へ行くこととなる。
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最近撮った秋のそら

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by shokix | 2015-10-17 15:25 | 乳がん | Comments(0)
2015年10月

こんにちは。

ここ1.2週間、芸能人のがんの報道が多くあり、私もなるべく考えないようにしているところを、ついつい考えてしまう状況になっています。TVって恐ろしい005.gif

そんな報道にあわせて、乳がんについてのいろんなブログなども増えている気がします。

たまたまですが、FBでいいねされていた記事を見たのですが、
ちょっと私には悲しくなってしまうことが書かれていました。

マンモグラフィーはダメ
がんは生活習慣病
まるであなたの生活か悪いからがんになったんですよと言わんばかり。
ちゃんと睡眠とって、
体温あげて、
食生活に気をつけていれば、がんにはなりませんと。

確かにそうなのかもしれません。
正しいのかもしれません。
さまざまな自然療法を否定するつもりはありません。本当にそれで治った方もいます。
何を信じるかは人それぞれ自由です。ブログで何を書いても自由です。

もしかしたら私のブログも人を傷つけているのかもしれません。

ただ、がんになったのはあなたが悪いからだと
書かれていると、治療中で、がんと闘って行こうとする身としては、身も蓋もありません。

私個人は、確かに生活習慣病と言われても仕方ない面もありますが、

入院中同じ病室の70は超えているだろう女性。
乳がん患者は、みんな4.5日で退院していくのに、その方は胸のドレーンが取れず、一週間が過ぎてもまだ入院していて、恐らく大変不安な夜を過ごしていたものと思います。退院が決まった時は、泣いていました。

または、白血病で緩和病棟にいる若い女性。
乳がんにもなり、一旦一般病棟に来て乳がん治療中で、それが終わったらまた緩和病棟に戻ると、そんな辛い状況でもがんと闘っている。

そんな方たちに、面と向かってブログに書かれていることを言えるのでしょうか?

なんだか、悲しくなりました。

そんなことを思っていると、またFBでいいねされている記事をみたのです。
そこには、そんな悲しいことを払拭する内容が書かれていました。
心がすっと楽になれました。

こちらの記事です。
アロマの資格を仕事につなげたいあなたをサポート*森岡亜由美
さんのブログ

➡︎芸能人のがんの報道から考えたこと

そして、この森岡さんのブログに貼ってある、
香西慶子さんのブログ「万能ではないから」
も合わせてお読みいただけれはと思います。

このとても素敵なお二人に救われました。
また前向きな私が戻ってきました。

FBでこのブログに関することに「いいね」をした方、森岡さん、香西さんに感謝します。



今日の記事は書くことをためらいましたが、
同じように胸を痛めている方が読むかもしれない。と思い勇気をだして書きました。


とまあ、こんだけ悪態つけるほど、
私は元気ってわけです(笑)

お読み苦しいところがあったら、ごめんなさい。

さて、また次回からは過去に戻ります。
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by shokix | 2015-10-06 19:52 | Comments(2)
12月12日
退院。
昨晩看護師に退院する旨を伝えておいたので、朝食が終わると事務の方が、今手続きしていますので、しばらくお待ち下さいと。

ここで入院中の書きそびれた話を。

がん細胞や血液を今後の研究に役立てたい。という人がやってきた。
もちろんこれに協力しなくてもいいわけで、
協力しないからといって扱いが変わるわけでもない。(当たり前だけど)
もし協力いただけるなら、サインを、、。
何かのお役たてるなら、いやもしかしたら10年後の自分に役にたつのかもしれない。
全然オッケーですよ‼︎
サインする。個人情報は厳重に管理していますので大丈夫です。とのこと。取った細胞や血液は個別に番号がつけられ、その容器には名前などはつけられず、鍵のかかる部屋で管理され、別所に厳重に管理された個人情報があり、番号で紐付けされるようだ。

しばらくすると、この研究に提出するための採血。結構たくさん取ったね005.gif
有効にご活用くださいね(笑)


退院の手続きが済んだようで、もういつでもいいですよと言われる。パートナーに迎えに来てもらう。体力が低下しているのと、脇を切っているせいもあるのか、腕に力が入らない。
同室の方に挨拶。昨日手術でまだ寝たきりだ。手術前は、私とほとんど同じ状態だね、なんて話をしていたのに、やってみたら脇の転移があったらしく肉体的にも精神的にも落ち込んでいるようだった。ピンピンしている自分が申し訳なくなる。かけるべき言葉も見つからず、早く良くなるといいね、と挨拶もそこそこで病室を後にする。4人部屋のその部屋は乳がんの人ばかりで、私の入院中、一人退院して二人入ってきた。私が一番若かった。退院日の今日入ってきた人は、ずっとこもっており挨拶もなかったのでよくわからないが、私より若い人のような気がする。
若いと(といっても50に近いけど(笑))体力があるからか、私が一番元気だった。病室は暗い影を落としていた。

別の病室の甲状腺がんの方も見舞い、挨拶をする。この方はとても優しい年配の方でたまたま話をするようになったのだが、常に相手を気遣い、話を聞いてくれ、天使のような方だった。同じ日に手術だったので、まだまだだったのに、私の心配ばかりしていた。でもこの人のおかげで、入院中ずっと元気でいられた気がする。

他にもセンチネルリンパシンチからずっと同じ経緯をたどっている方にも挨拶。この方は、もう少しいますと。

みんなに挨拶を済ましてロビーのようなところで待っていると、迎えに来てくれた。
会計に行き手続きする。
約8万円。

入院、手術で8万円、なぜこんなに安いかというと、高額療養費の限度額認定の手続きを入院前に済ませていたからだ。

高額療養費は誰でも(たぶん)該当し、多額の医療費がかかっても国が負担してくれる制度だが、手続きを何もしないと70歳未満の人は、一旦支払い後から戻ってくるというパターンになる。
役所へ行って限度額認定証をもらって提出しておけば、高額療養費を引いた額を計算してくれる。高額療養費は収入によって変わるので、調べてみるとよいと思う。

今日は手持ちのお金がなかったので、後から年内には支払いますと言うと、次の診察日でいいですよ。と。次は1月半ばで年を超えてしまうがいいか?と聞くと大丈夫だという。
太っ腹??(笑)よくわからないが助かる。

1月半ばでいいのなら、保険のお金も降りるかもしれない。

無事に退院できた私。
退院して一週間後の19日に傷の状態を見るため診察。胸の傷は痛みはないが、脇がやはり痛いので、痛み止めを処方してもらう。

入院から約一か月仕事を休みダラダラと過ごした日々。
学生時代は学校にバイト。社会人になってからは、仕事と芝居に明け暮れていた私は、
こんなに休んだことなかったと思う。
ただ、やはり手術で体力がものすごく低下しているようで、少し動くと疲れてしまう。
両側の胸を切っているので、横向きに寝れない。腰が痛いので変な角度で横向きに寝たり、、。傷を押さえるとまだ痛いので寝返りも打てない、、、

それでも一か月も経つと、回復してきて仕事に復帰する。はじめは、安易に2週間くらい休んで復帰する予定だったけど、体力低下についていけず、もう2週間休みをいただいた。

次の診察日は、1月16日。
いよいよ私のがん細胞の正確な結果のわかる日であり、今後の治療方針が決まる。

私はがんサバイバーとして生きていく。

ここからが始まりだ。

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関係ないけど写真はスカイツリーからの眺め

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by shokix | 2015-10-03 13:42 | 乳がん | Comments(0)

2014年11月 乳がんと告知されました。治療など日々のことを綴ります。


by 由里乃